『The Goldfinch ザ・ゴールドフィンチ』(2019)

『The Goldfinch ザ・ゴールドフィンチ』(2019.9 アメリカ) 日本公開予定 2020年


テオ・デッカーは 13歳のときにメトロポリタン美術館での爆破テロに巻き込まれ、奇跡的に助かったものの母を亡くしてしまう。
現場の混乱に紛れ、「ゴシキヒワ」という貴重な絵を盗んでしまう。
この悲劇を境にテオの人生が狂いだす。



監督:ジョン・クローリー
脚本:ピーター・ストローハン
原作:ドナ・タート

少年時代のテオ:オークス・フェグリー
テオドア(テオドール)・デッカー:アンセル・エルゴート
ミセス・バーバー:ニコール・キッドマン
ザンドラ:サラ・ポールソン
ボリス:アナイリン・バーナード
少年時代のボリス:フィン・ヴォルフハルト

ニコール・キッドマンがテオの養母を演じるようなので期待が高まるなぁ。
本当にここ数年、彼女が演じるお母さんは慈悲と深い愛情と強さが滲んでいて素晴らしいのです。
日本公開が楽しみ。


2019.7.23 追記
新トレイラー公開



2020.8.14 追記
劇場未公開のままデジタル配信開始
『The Goldfinch ザ・ゴールドフィンチ』を観る


テオが持ち出した絵『ゴシキヒワ』について
レンブラントの弟子である カレル・ファブリティウス の作品の一つ。
1654年、ファブリティウスが住むデルフトで火薬倉庫の爆発があり、市街の4分の1が破壊されるという大惨事となりました。
彼の工房も爆発に巻き込まれ、ファブリティウスは32歳の若さでこの世を去りました。
この爆発で彼の作品の大半も失われ、今日に残る10点余りの作品の一つが『ゴシキヒワ』です。

また、ゴシキヒワはキリスト教文化圏でキリストの受難を象徴する鳥でもあるので、
美術館の爆破事件で生き残ったテオとゴシキヒワ、
その後の彼とゴシキヒワの運命を重ね合わせると何か見えてくるものがあるかも…