初っ端のライブシーンがハート鷲掴みで、見事に持っていかれた。
そう、ブラッドリー・クーパーが癪に障るぐらいにカッコイイんだなぁ。
もし、本当にライブやってくれたら絶対行っちゃう!
そして、もちろん、ガガちゃんは最高だった。泣かないわけにはいかない流れ。
ガガはアリーを演じているというより、アリーを生きていた。
アリーの苦悩、悲しみ、喪失感はガガ自身の中から湧き出てくるものにちがいない。
アリーの感情の動き、涙は本物なんだよね。
望むものすべてを手に入れ、すべてを失う。
本物の才能を持つ者、スターの苦しみと責任。
ひとりの人間、女性としての不安や願いを犠牲にしなければならない立場に追い込まれ、それを受け入れるしかない。
スターでいるって辛い。ただのシンデレラ・ストーリーでは済まされない。
「王子様と結ばれてシアワセに暮らしましたとさ」で終わらない。
憧れのスターになってめでたしめでたしで終わらない。
そこがこの映画の素晴らしい理由なのではないかと思う。
次はさらに音のよい映画館でもう一度観たい。
そうそう!アリーの友だちのラモンがとってもいい子で好き。しかも可愛いw
監督:ブラッドリー・クーパー
アリー:レディ・ガガ
ジャクソン(ジャック):ブラッドリー・クーパー
ラモン:アンソニー・ラモス
この映画の終わり方は、ちあきなおみの名曲『喝采』を思い起こさせた。
ああ、そういえば、ちあきなおみも歌うというより、演じる人だった。
今の若い人たちに喝采を聴かせてみたいな。
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