そうだよ、まんまと半泣きだったよ。
そして、本編最初のシーン。
フレディが朝起きて咳込む。ただそれだけで、それがいつのことなのか、
その後何が待っているのかがわかってしまい涙腺崩壊。
ああ、もう…
ひとことで言って、すごくよかった。事実と違うよね、と気になるところもあるけど。
映画としてとてもよくできていた。よくぞ、ここまで作ってくれたと感謝しかない。
ただ、よくできているだけに、恐れていたとおり27年前の喪失感がよみがえってしまった。
今また、あの喪失感、無気力におそわれていて鬱になりそう。
フレディがいないことに耐えられない。これは一生癒えることのない悲しみ。
未だに自分からは彼らのビデオやCDに手を出すことはできない。
たまたま何かで見たり聞いたりするのは慣れたけど。
でも、上映が続く限りまた何度も観に行くことになるだろうな。
辛いけど、素晴らしくて作品として大好きだから。
ラミくんは本当によくやってくれた。ありがとう。
ジョンは驚くほど似ていた。ベースを弾くときの動きなんてそっくりで涙もの。
ブライアンはギターを弾くところや立ち姿はよく似てるけど、
アップになったときに違和感があった。何故かなと思ったら、目の色が違うんだよね。
たしか、ブライアンはヘーゼルなのに、役者はブルーだった。
せっかくだから、そこはカラコン入れてほしかったな。
なんでそうしなかったの?気が付かないとでも思った?
ファンなら絶対気になるよ、特にブライアンのファンならね。
(正確にはロジャー以外はみんな違うんだけど)
ロジャーは…ヅラ感が気になってしまったのと、本人はもっと綺麗だったよ。
観終わって出るときに後ろから若いカップルの「ロジャーがそっくりだった」って声が聞こえてきたけど。
違うねw きみたち、リアルタイムで知らないからだよ。
本物はもっと綺麗で端正な顔立ちだったよ!
と、とりあえず時間がないから今はここまで。
またあとで追記
追記:結局、5回観に行った
はじめは、イイ音と大きなスクリーンで観られるうちは通い続けようと思っていたけど、もう限界。
観れば観るほど、聴けば聴くほど、フレディがいないという事実が重くのしかかってきて
1991.11.24 以後の喪失感に囚われた日々がよみがえってきて毎日泣き暮らしていた。
それでわかったことは、彼らにカラコンを着けさせなかったのは、
ドキュメンタリーではないこと、
現実ではないことを意識させる意図があったのではないかということ。
というのは、以前、子どもを性犯罪から守るためのプログラムを学ぶ機会があって、
もし、犯罪に巻き込まれそうになったらどうするかをロールプレイングで示すんだけど、
お芝居の最後にはみんなで一緒にパンッ!と手をたたくという決まりがあった。
そうすることで、現実に引き戻してあげるのだという。
あたかも催眠術を解くように。
これをしないと、目の前で起きたことの恐怖をずっと引きずってしまうのだそうだ。
そんなわけで、作品として完成させるとき必要以上に本物に似せることを避けたのではないかと思った。
フレディがいちばん似てなくてよかったw
もし、もっと似ていたら、わたしは残りの人生を鬱状態で送ることになっただろう。