何度も泣きそうになった。
あ、でも、ところどころにプーのテーマ曲(?)を挟み込んでくるのは、
ネズミ臭がぷんぷんして興ざめだな。
それにしても、これ、プロモーションがまずい。
そもそも、邦題は『クリストファー・ロビン』でいいんじゃない?
正しく内容に合ったターゲットを絞って、それに合わせた方法を選べば
ちゃんと動員数は上がるはずなのに的外れなことすると、届くべき層に届かないんだよ。
かなり損してる。
実際、身近な人たちは「くまのプーさん」だと思っていて、
「キャラクターがなんか中途半端。ディズニーに寄せてるけど、その割には可愛くない。」
「わざわざお金払ってまで観なくていいや。」
「Netflixか アマゾンprimeにくれば観るけど。」
そう言って行かないことにしてた。
一応、明日、会社に行ったら、実際はどんな内容なのかを伝えて宣伝してみるけどさ。
ただ、彼女たちが何を求めているかわからないから効果があるかどうか。
ディズニー的可愛さを求めているなら行かないほうがいいし、
大人に向けたドラマを求めているなら行ってほしい。
毎度気になることだけど、
映画配給会社はもう少し誠意を持ったプロモーションをすべきだと思う。
少しでも動員数を伸ばしたいのはわかるけどさ、
映画の内容をごまかすようなことはいい加減やめてほしい。
もちろん、まったく関係ない芸人や芸能人を使うのも最低。
正しい情報を知っている人はともかく、
大部分は日本でのプロモーション(特にテレビ)しか知らずに判断する。
だからこそ、それを狙って姑息な手を使って宣伝するわけだけだ。
今回のクリストファー・ロビンもご多分に漏れずそのやり方。
「くまのプーさんが実写化!」
「100エーカーの森の仲間が大冒険!」
てな具合に、子ども向けほのぼの映画、ファミリー向け映画路線で推してきた。
たしかに子どもが観ても、そこそこおもしろいだろうけど純粋に子どもに向けたものではないよね。
大人じゃなきゃ本当の良さはわからない内容なのに。
こんなことで観てもらえないのはもったいない。
Christopher Robin『プーと大人になった僕』制作現場
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