『Wonder ワンダー 君は太陽』を観てきたよ

『Wonder ワンダー 君は太陽』日本公開 2018年6月 試写会で鑑賞

なんだか上手くまとまらないけど、とりあえずアップしておくか、ということで。


バスタオルが要るとの噂があったのでドキドキして行ったけど、そこまでではなくて助かった。

単なるお涙ちょうだいものではなく、オギーを取り巻く家族やその友だちが丁寧に描かれていた。
そのため、観る人それそれが特定のキャラクターだけに感情移入するにとどまらず、いろいろな視点から見ることができる。
ストーリーは簡潔なのでわかりやすい。
これは悪く言うと何度も観る必要はないとも言えるが、視点を変えれば何度も楽しめる。
やはり、よくできた作品。

ヴィアは普段から “二の次” 扱いされる寂しさを抱えていたところに、親友のミランダとのすれ違いが加わり目も当てられない状態。
一方、ミランダはミランダでヴィアを傷つけてしまったことを後悔、耐えきれず、オギーに電話で苦しい胸の内を告白。
オギーを自分の弟のように思っていたから、ヴィアに会えないことよりオギーに会えないことがつらかったんじゃないかな。

愛情深く信頼できる素晴らしい先生ばかりで、あんな学校に入れる子ども達が羨ましい。
嫌な子ジュリアンも最後は改心したようでよかった。
が、ジュリアンの両親は救いようがないままだろうから、彼はあの後、苦しむことになるんだろうな。かわいそうに。


ジェイコブくんはもちろん、他の子もみんな上手いだけでなく可愛いくて驚いてしまう。

いじわるなジュリアンを演じていたのは『僕のワンダフル・ライフ』のブライス・ガイザーくんだった。

彼も上手いね。『僕の…』ではやさしい子だったけど、今回はちゃんとすごく嫌な子だった。 ヘンな髪型のせいもあって「どこかで見た顔」だとは思ったけどイーサンだったとは気付かなかったもん。
そして、サマーを演じたミリー・デイビスちゃんもとっても良かった。
将来美人になりそうで、それも楽しみ。TVドラマが中心で映画出演は少ないのが残念。
ジャックを演じたのは『サバービコン』のニッキー、ノア・ジュプくん。彼がまた上手いし可愛い。


ヴィアが言っていた「Miranda used to joke that my house was like the Earth. It revolved around the son.」 “sun”と“son”をひっかけて上手いこと言うなと思ったんだけど、吹き替えでは何て言ってるんだろう?
みんな、オギーを支えているようで実は支えられてたんだと思う。オギーを中心に寄り添うことであたたかい気持ちになれる。
観終ったら、邦題にある“君は太陽”ってフレーズが好きになれた。

だれにでも安心して薦められる作品。
くだらない道徳の授業なんかやめて、この映画を見せるほうが 100倍価値があるよ。

『ワンダー 君は太陽』を見る


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