クリスティン、きみ、17歳だよ。もう…でも、かわいいよ。
これ、誰もが持ってる”なかったことにしたい過去”がてんこ盛りなんだ。
「あるある!わかるよ、それ」もちろん、クリスティンほど重症ではないけど、共感と自戒の入り混じった感情で満たされる作品。
母、マリオンとの会話や親友ジュリーとの日々、ダニーとのほのぼの恋愛関係からの想定外展開と和解、ひたすら優しいお父さん、などなど好きなシーンしかない。
そう、嫌いなシーン、要らないシーンがひとつもない。悪意に満ちた人もいない。
だからといって薄っぺらい青春ものでもない。観る人の年齢や立場が変われば味わいも変わる。ひとことで言い表せないけど、ずっと大切にしたい作品であることは確か。
最後にお父さんのおかげでマリオンの気持ちがわかって、ずっと気になっていた兄ミゲルの存在の意味などすべてが腑に落ちた。
ああ、そういうことだったのね。涙があふれた。
次はマリオンの視点で見てみたい。
まだまだ思いは尽きない。上手い言葉がみつかったらまた追記したい。
6月1日 映画館で鑑賞
『レディ・バード』を見る
それにしても、最近観た作品には素敵なお父さんが出てくるなぁ。
『Call Me by Your Name 君の名前で僕を呼んで』も『Lady Bird レディ・バード』も両親とも素敵で特にお父さんが最高なのだ。
この二作品は対になる。同じ年に公開された奇跡に感謝。
あ、そうそう『Patti Cake$ パティ・ケイク$』のダニエル・マクドナルドちゃん出てたけど台詞は一言だけだった。でも、ちゃんと高校生だった。かわいい。
ダニーを演じてた子、どこかで見た顔だと思ったら『スリー・ビルボード』でミルドレッドの息子だった。
*過去記事紹介 『Lady Bird レディ・バード』