映画『空飛ぶタイヤ』を観てきたよ

『空飛ぶタイヤ』公開 2018年6月 

めずらしく邦画を観た。これは予告を見たときからずっと気になっていた。
ここ数年は年に1本ぐらい気になる邦画がある。昔は考えられなかったが。

結果、とてもよかった。レンタル化したらもう一度観たい。



予告でいちばん心惹かれたのは深田恭子演じる赤松社長の妻。
巨大企業の圧倒的な力を前に挫折しそうになる夫にかけた言葉

「まだすべて終わったわけじゃないでしょ」

このひとこと、これだけで、観たいと思った。
すごい、なんて女性だ。
自分にはこんな台詞言えないよ。

そう、中小企業の社長が巨大な組織とどう闘うのかというのも、
もちろん興味があったが、
それ以上に、この妻がどんなふうに夫を支えるのかに興味があった。
赤松をはじめ、男たちの闘いは期待と落胆、
どん底からの大逆転にぐいぐい引き込まれる。
期待が落胆にかわるときは一緒に涙するほどだったが、
そこは誰もが書くだろうから割愛。


妻だよ、妻!

誰が何と言おうと妻推しだよ。
出番は少ないが、期待どおりのすばらしさだった。


世間では人殺し扱いされる父親。当然、幼い息子は学校でいじめられる。
夫がそのことに気付いたときは、すでに妻がひとりで対処済み…と。
ああ、もう!女神だよ。
聖母なんて生やさしいものではなく、アルテミスだ。
絶対、彼女だって泣きたい思いでいっぱいだったはずなのに。
夫の苦しい立場、心情を気づかう言葉といい、理想の妻であり母だ。
闘う赤松もカッコよかったが、それ以上に赤松妻を嫁にしたいと思った。
いいなぁ、あんな嫁がほしいなぁ。しかも、深キョンだよ。最高でしょ。


6月17日 映画館で鑑賞


おすすめポイント

・なんといっても、妻、深キョンがいい
・岸辺一徳の悪っぷりは安定
・陰ながら赤松を援護射撃するディーン・フジオカと高橋一生に惚れそう
・小池栄子を拝めたのもポイント高い


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